Who's Chagetles ~チャゲトルズって?~

Chageが幼少期から青春期に多大な影響を受けたビートルズをはじめとするブリティッシュ・ロックの魅力を、熱きリスペクトの思いとともに表現すべく結成されたバンド。リバプールが活動拠点、らしい。2010年暮れに “初来日” し、2012年春の “再来日” が決定している。

チャゲトルズが、またやって来る。

2010年暮れ、Chageのツアー “まわせ大きな地球儀” で出現したこのバンドは、ブリティッシュ・ロックに対する深い理解と熱いリスペクトの思いを胸に全国をまわり、各会場を興奮の渦に巻き込んだ。その高揚の記憶は、ツアー・ファイナルのステージを完全収録したライブ映像作品「ChageLiveTour10-11 “まわせ大きな地球儀”」が鮮やかによみがえらせてくれるが、それほどの実力がありながらバンドの出生について情報が曖昧なのがちょっとおかしい。

「(ツアー初日の)三郷では、まだチャゲトルズという名前はなかったんだよね。2本目で言ったのかな。どこかで僕が口走ったら、それがすごくウケて、それでチャゲトルズになっちゃったんだよねえ(笑)」

Chageによれば、このバンドはまさしく彼の妄想の産物ということだが、しかしその「妄想」は単なる思いつきではなく、彼自身の音楽的なルーツに立ち返る“精神の旅”のようなものだ。

「元々は、“こうなればいいな、ああなればいいな” という妄想から始まって、それを自分のなかでずっと温めてきたのかもしれないですね。デビュー当時から、いつかはイギリスの4人組(ビートルズ)の姿がチラチラ見えるようなサウンドをやってみたいっていう。でも、それには30年かかったというか、多分今でないとできなかったことなんでしょう。20代、30代ではできなかったんでしょうね」

好き過ぎて近寄らない、というものがある。増して、若いときには気負いがあり、わざと遠回りするようなひねくれた気持ちもある。そうした精神の強ばりもいつしかほぐれ、機が熟して生まれたアルバム『&C』はまさにビートルズへの真摯なリスペクト表現だったが、それが完全にChageのものとしか言いようがない形に昇華されたのが先の “来日公演” で披露されたチャゲトルズのステージだった。

“再来日”公演では、ドラムがマルチマックスのライブでも活躍した佐藤強一に変わり、さらにパワーアップした演奏が期待できる。

「強一の8ビートは本当に気持ちいいし、すごく歌いやすいドラムなんですよ。まあ、ボーカリストを立てる演奏をするっていうのは、マルチマックスのときに(村上)啓介さんが口酸っぱく言ってたことなんですけど。下北沢の飲み屋で(笑)。その教えを、強一はしっかり受け継いでますからね」

というわけで、Chage自身も意欲という名の「妄想」をさらにふくらませている。

「いくら緊急決定とは言っても、“再来日” するならおみやげは必要ですよねってことで、多分新曲を披露することになると思います。それから、『TOKYO MOON』をチャゲトルズがカバーしたらどうなるかっていうことも考えたりするんです。それと、今年の夏に15秒だけでしたけど、「ふたりの愛ランド」がバーッと流れましたよね。あれはじつは、チャゲトルズのギターの西川進がアレンジをやってまして、“再来日”するんだったらフルバージョンを聴きたいなってことにもなりますよね(笑)。そういうふうに考えていくと、いよいよ僕は話すところがなくなるから、英語はしゃべらなくて済むなっていう(笑)。しゃべるのは “細道” にまわして、チャゲトルズのほうは歌い倒すというか、音楽でグングン引っぱっていく感じにしたいなって思ってるんです」

だからこそ、今回は全会場ともライブハウスが選ばれた。

「僕といっしょに年齢を重ねてきたお客さんにとっては辛いところがあるのは承知しています(笑)。でも、チャゲトルズについてはそこも乗り越えていただかないと。同時に、若い世代の人たちにも見てもらいたいっていうのがあるんでね。“このおじさん達、かっこいいね”って言わせたいなと思って」

新たなる高揚の予感とともに、チャゲトルズがまたやって来る。

文:兼田達矢

メンバーからのコメント

前回のChageさんライブツアーでは、「チャゲトルズ」として、レコーディングからライブまで、理想的な活動が出来てすごく幸せでした。

リバプールから日本への旅はなかなか大変ですが、、、(笑)。

こういう時期だからこそ、熱い想いをお客さんと共有していきたいです!!

Chageさんと共に、チャゲトルズだからこそ出来る音楽、はみ出していく音楽、自由な音楽、ココロに残る音楽、笑い泣きな音楽、メンバー一丸となって、更に進化したライブを客さんにお届けしたいと思います。

日本に行くのが今から楽しみです!!(笑)

西川進

前回のツアーは久しぶりのCHAGEとのレコーディング&ツアーは一瞬でタイムトリップしてましたね♪

とは言えお互い成長!?(笑)してのコラボ、相変わらずの渋派手の出来映えで楽しめました!^^

次はよりパワフルなサウンドに、愛に満ちた曲・歌を届けたいです♪

みんなに会えることを楽しみにしてます!^^

村上啓介

今から思うと『&C』を引っさげての前ツアーは、私にとって刺激的で、とにかく楽しかったに尽きます。

中でも印象的だったのは、Chageさんとの初の共作『All You Need Is Live』や自身の持ち曲である『天使の休息』を歌わせて頂いた事です。

私にとっては大役でしたが、皆さんの声援やChageさんチームの支えもあって無事に乗り越える事ができたと感じています。

『がんばろう~まけるな~♪』と歌詞にもあるように、私も彼の伝えようとしているメッセージにとても共感している一人です。

ですので今回もまたその気持ちが何処までも遠く、そして大勢の方々に届くよう願いながら、今を共に乗り越えるべく奔走し、微力ながら声を大にして歌いたいと思っています。

何よりChageさん率いるメンバーやスタッフで練り上げられるあのUKワールドに、またどっぷり浸かれる事がとても楽しみです!

久松史奈